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【手足の冷え・お腹の冷えに】附子理中丸(大蜜丸)|同仁堂の温中健脾・5味の生薬

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冷たいものを食べるとお腹が痛む、手足が冷えて朝の便が軟らかい——そんな脾胃虚寒の冷えに用いられる同仁堂の附子理中丸です。附子(制)・党参・炒白朮・乾姜・甘草の5味を蜂蜜で練った9gの大蜜丸。温中健脾を目的とし、1回1丸、1日2〜3回。

商品詳細

手足の冷えと、お腹の冷えが重なるとき――附子理中丸の働き

「冷たい飲み物をとると、しばらくしてお腹が痛くなる」「手足が冷たくて、夏でも靴下が手放せない」「朝の便が軟らかく、すっきりしない」。こうした冷えと胃腸の不調が重なるときに用いられてきたのが、北京同仁堂の附子理中丸(ぶしりちゅうがん)です。

附子理中丸は、体の中心を温めて脾胃を健やかにする「温中健脾」を目的とした、5味の生薬からなる中国の漢方内服薬です。附子(制)・党参・炒白朮・乾姜・甘草を蜂蜜で練り合わせた1丸9gの大蜜丸・10丸入り。中国ではOTC(甲類)として販売されています。

「脾胃虚寒(ひいきょかん)」は、胃腸が冷えて働きが落ちた状態を指す伝統医学の概念です。現代医学の診断名とは意味が異なります。

こんな冷え方が続いていませんか

本品の効能・主治は、脾胃虚寒による次のような状態です。

  • お腹が冷えて痛む:みぞおちからお腹にかけて、冷えるような痛みがある。温めると楽になる。
  • 冷たいもので下痢をする:冷たい飲み物や生ものをとると、腹痛とともに軟便・下痢になる。
  • 手足が冷たい:手足に温かさが届きにくい。寒がりで、厚着をしても足先が冷える。
  • 嘔吐・吐き気:冷えに伴って胃がむかむかする。
  • 食欲がわかない:食べる量が減る。食後に胃が重い。
  • 疲れやすい:体がだるく、気力が出にくい。

冷えそのものだけでなく、冷えによって胃腸の働きが落ちている状態が、本品が対象とする「脾胃虚寒」です。

温中健脾――お腹を温め、脾胃を健やかにする

効能・主治は「温中健脾」です。温中は体の中心(中焦)を温めること、健脾は脾胃の働きを健やかにすることを指します。寒によって落ちた胃腸の働きを、温める方向から立て直す処方です。

脾胃虚寒とは

脾胃は、食べたものを消化して全身に運ぶ働きを担うと考えられてきました。ここが冷えると、消化・吸収が滞り、腹痛・軟便・下痢・嘔吐といった症状が現れるとされます。手足の冷たさは、温める力が全身に届いていない状態の表れです。

5味の役割分担

  • 附子(制):処方の主薬。体を温める力が強く、冷えの芯に働きます。
  • 乾姜:胃を温めて冷えを散らし、吐き気を鎮めます。附子と組み合わせることで温める力が増すと考えられており、「附子は姜なくんば熱からず」といわれます。
  • 党参:気を補い、脾胃の働きを支えます。
  • 炒白朮:白朮を炒ったもので、脾胃を健やかにし、余分な湿を除きます。
  • 甘草:脾胃を補い、全体を調和させます。

温める附子・乾姜と、補う党参・炒白朮・甘草。冷えを取る力と、胃腸を支える力を組み合わせている点が、この処方の基本設計です。

北京同仁堂 附子理中丸の製品情報――9g×10丸の大蜜丸

製品名 附子理中丸(ぶしりちゅうがん)/大蜜丸
ブランド 北京同仁堂
製品区分 中国の漢方内服薬(中国での区分:OTC・甲類)
剤形・内容量 大蜜丸(だいみつがん/蜂蜜で練った丸剤)/1丸9g×10丸・1箱
包装 1丸ずつ外包。服用時に外包を割って取り出します
1コース(1療程)の使用量目安 参考服用期間:28日間。中国国内の臨床研究で、4週間の服用により評価された期間に基づく参考です。併用療法の研究であり、メーカーが定めた固定の療程ではありません。
1回1丸・1日2回:1日2丸×28日=56丸。1箱10丸のため5.6箱分、箱単位では6箱です。
1回1丸・1日3回:1日3丸×28日=84丸。8.4箱分、箱単位では9箱です。
1箱(10丸)は、1日2回で5日分、1日3回で約3.3日分にあたります。
実際の服用期間は、症状の経過に合わせて判断してください。
性状 茶褐色〜黒褐色の大蜜丸。においはほとんどなく、味はやや生臭く辛い。
効能・主治 「温中健脾」を目的とした処方です。脾胃虚寒による脘腹冷痛(みぞおちから腹部の冷える痛み)、嘔吐泄瀉(嘔吐・下痢)、手足不温(手足が冷たい状態)に用いられます。
用法・用量 経口服用。1回1丸、1日2〜3回。外包を割って取り出し、小さく切るか、そのまま噛んで服用します。水または白湯で服用します。
配合生薬 附子(制)、党参、白朮(炒)、乾姜、甘草(5味)。輔料(添加物)は蜂蜜。
中国の承認番号 国薬準字Z11020053
製造元 北京同仁堂科技発展股份有限公司 製薬工場
(北京同仁堂グループ)
製造国 中国
使用期限・保管 製造日から60ヶ月。密封して保管。実際の使用期限は外箱の表示をご確認ください。

5味の生薬と、蜂蜜で練るという剤形

生薬は次の5味です。附子と白朮は、加工したものを用います。

  • 附子(ぶし/制附子・せいぶし):トリカブト類の子根を加工(炮製)したもの。処方の主薬で、温める力が最も強い生薬です。
  • 党参(とうじん):気を補い、脾胃の働きを支えます。
  • 白朮(びゃくじゅつ/炒白朮):白朮を炒ったもの。脾胃を健やかにし、湿を除きます。
  • 乾姜(かんきょう):ショウガの根茎を乾燥させたもの。胃を温め、冷えを散らします。
  • 甘草(かんぞう):脾胃を補い、生薬どうしを調和させます。

輔料(添加物)は蜂蜜です。大蜜丸は、生薬の粉末を蜂蜜で練り合わせて丸めた剤形で、1丸が9gあります。蜂蜜は丸めるための基材であると同時に、服用しやすくする役割も持ちます。

附子について:生の附子は毒性成分を含むため、本品では加工(炮製)を経た「制附子」を用いています。加工の方法と配合量は、中国の品質基準に従って管理されています。

同じ「附子理中湯」、日本のエキス錠と同仁堂の大蜜丸は何が違うのか

附子理中丸と同じ処方は、日本でも「附子理中湯」として販売されています。たとえば三和生薬の「サンワロンN」は、附子理中湯の水製エキスを錠剤にした第2類医薬品です。処方名は同じでも、生薬の表記・剤形・服用回数は同じではありません。

  • 生薬の表記が異なる
    • 日本のサンワロンNは、ニンジン・カンゾウ・ビャクジュツ・ショウキョウ・加工ブシ末の5味です。
    • 本品は、党参・甘草・炒白朮・乾姜・附子(制)の5味です。人参ではなく党参を用い、白朮は炒ったものを使用しています。
    • どちらも同じ「理中湯+附子」という設計ですが、基原や加工の違いにより、同じ生薬名でも中身は同一ではありません。
  • 剤形と1回量が異なる
    • サンワロンNはエキスを錠剤にしたもので、大人は1回5錠・1日3回、食前または食間に服用します。
    • 本品は蜂蜜で練った9gの大蜜丸で、1回1丸・1日2〜3回です。1回に飲む量がまるで違います。
  • 効能の書き方が異なる
    • 日本製は「体力虚弱で、手足の冷えが強く、疲れやすいものの次の諸症」という体力・体質の条件から始まります。
    • 本品は「脾胃虚寒」という証(状態)と、脘腹冷痛・嘔吐泄瀉・手足不温という症状で示されます。
    • 表現は違いますが、いずれも冷えによって胃腸の働きが落ちた状態を対象にしています。
  • どちらが上という話ではない
    • 剤形が違えば、1回量・服用回数・味や香りの感じ方も変わります。エキス錠は携帯しやすく、大蜜丸は噛んで服用する独特の剤形です。
    • 同じ処方名でも中身が同一ではないため、成分表示と用法・用量をそれぞれ確認して選ぶことが基本になります。

用法・用量――1回1丸、1日2〜3回

  • 1回量:1丸(9g)。
  • 服用回数:1日2〜3回。
  • 服用方法:外包を割って取り出し、小さく切るか、そのまま噛んで服用します。水または白湯で服用します。
  • 服用時間:食事との前後の指定はありません。

噛むと、蜂蜜の甘みのあとに、やや生臭さと辛みが感じられます。飲み込みにくい場合は、包丁や手で小さく切ってから、少量の水とともに服用してください。

副作用について

副作用は、現時点では明確でないとされています。

ただし、本品は附子(制)を配合しています。同じ附子理中湯を用いる日本の製品では、動悸、のぼせ、ほてり、口唇や舌のしびれなどが副作用として挙げられており、こうした症状が現れた場合は服用を中止してください。

使用上の注意

  • 消化しにくい食品は避けてください。
  • 感冒・発熱時は服用しないでください。
  • 次の方は、使用前に医師の指導を受けてください:高血圧・心臓病・肝臓病・糖尿病・腎臓病などの慢性疾患がある方、授乳中の方、小児。
  • 妊婦の方は慎重に使用してください。
  • 嘔吐・下痢がひどい場合は、速やかに医療機関を受診してください。
  • 用法・用量を守り、長期の服用は避けてください。本品は長期服用を前提とした薬ではありません。
  • 2週間服用しても症状の緩和が見られない場合は、病院を受診してください。
  • 本品または成分にアレルギーのある方は使用しないでください。アレルギー体質の方は慎重に使用してください。
  • 性状(色・におい・手ざわり)に変化がある場合は使用しないでください。お子様の手の届かないところに保管し、小児に服用させる場合は保護者の監督のもとで使用してください。
  • 他の薬を使用中の方は、使用前に医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

  • 密封して保管してください。
  • 直射日光・高温多湿を避け、涼しい場所に保管してください。
  • お子様の手の届かないところに保管してください。
  • 使用期限(製造日から60ヶ月)を過ぎた製品は使用しないでください。

『傷寒論』の理中丸に、附子を加えた処方

この処方の原型は、後漢時代の医師・張仲景が記した『傷寒論』の「理中丸」です。人参・白朮・乾姜・甘草の4味で、脾胃の冷えによる腹痛や下痢を対象とした処方でした。

これに附子を加えたのが附子理中丸で、宋代の処方集『太平惠民和剤局方』に収載されています。附子は体の芯を温める生薬で、理中丸の「脾胃を温める」働きに、より強い温める力を重ねた処方とされています。

現在の処方は、1977年版の『中華人民共和国薬典』で人参から党参に変更されました。大蜜丸・小蜜丸・水蜜丸は1963年版の薬典に収載されており、本品の大蜜丸はその流れを汲む剤形です。2009年には中国の国家基本薬物目録に収載され、甲類のOTCとして販売されています。

『景岳全書』の「脾胃は土に属し、ただ火のみよく生ず」という言葉は、脾胃を働かせるには温める力が必要だという考え方を示しています。冷えによって胃腸の働きが落ちる——という捉え方は、この処方の背景にあるものです。

製造元――北京同仁堂科技発展股份有限公司

北京同仁堂は1669年に創業した、350年以上の歴史を持つ中国の老舗漢方薬メーカーです。清の時代には宮廷の御用薬を納める立場にありました。

本品の製造元である北京同仁堂科技発展股份有限公司は、2000年3月に同仁堂グループの資産から設立され、同年に香港証券取引所へ上場しました(現在は主板・01666)。丸剤をはじめとする剤形を幅広く持ち、20余りの剤型・200余りの品種を扱っています。

北京市大興区の生産拠点には丸剤の生産中心が置かれ、すべての生産ラインはGMP基準に沿って設計・運用されています。古くからの製薬工程を守りながら、品質管理の基準を現代の形で整えてきた——そうした体制で作られているのが、本品です。

よくあるご質問

1コースは何日で、何箱必要ですか?

中国国内の臨床研究で用いられた4週間(28日)を参考にすると、1回1丸・1日2回で56丸(5.6箱分、箱単位では6箱)、1回1丸・1日3回で84丸(8.4箱分、箱単位では9箱)が目安です。1箱は10丸入りです。この28日間はメーカーが定めた固定の療程ではなく、臨床報告の服用期間に基づく参考です。実際の期間は症状の経過に合わせて判断してください。

日本の「附子理中湯」とは何が違いますか?

処方名は同じですが、中身は同一ではありません。日本製(例:サンワロンN)はニンジン・カンゾウ・ビャクジュツ・ショウキョウ・加工ブシ末のエキス錠で、1日3回・1回5錠(成人)。本品は党参・甘草・炒白朮・乾姜・附子(制)を蜂蜜で練った9gの大蜜丸で、1回1丸・1日2〜3回です。生薬の表記、剤形、1回量、服用回数がいずれも異なります。

「人参湯(理中湯)」との違いは何ですか?

人参湯(理中湯)は、人参・白朮・甘草・乾姜の4味で、附子を含みません。本品は、その理中湯に附子を加えた5味の処方です。附子が加わることで温める力が強くなり、手足の冷えが強い場合や、冷えによる腹痛・嘔吐・下痢が目立つ場合に用いられてきた処方です。人参湯は胃腸虚弱や下痢などの効能で、日本の第2類医薬品としても販売されています。

「大建中湯」とはどう使い分けますか?

大建中湯は、乾姜・人参・山椒に膠飴を加えた処方で、日本では「体力虚弱で、腹が冷えて痛むものの下腹部痛、腹部膨満感」の効能で販売されています。お腹の張りやガス、冷えによる腹痛が中心の場合に選ばれる処方です。本品は、手足の冷たさと、嘔吐・下痢・軟便といった胃腸の症状が重なる状態を対象としています。どちらも冷えによる腹部の不調を扱いますが、処方の構成も対象とする症状の重心も異なります。

どんな「冷え」に向いていますか?

脾胃虚寒、つまり冷えによって胃腸の働きが落ちた状態です。お腹が冷えて痛む、温めると楽になる、冷たい飲み物や生もので下痢をする、手足が冷たい、食欲がわかない、疲れやすい——こうした症状が重なる場合が目安になります。反対に、ほてりや赤ら顔が強く、体力が充実している方や、熱感のある状態は対象ではありません。

附子が入っていると聞きました。どのような生薬ですか?

附子はトリカブト類の根を用いる生薬で、体を温める力が最も強いものの一つです。生の状態では毒性成分を含むため、本品では加工(炮製)を経た「制附子」を用いています。加工の方法と配合量は中国の品質基準に従って管理されています。服用する際は、1回1丸・1日2〜3回の用法・用量を守り、長期の服用は避けてください。

大蜜丸はどうやって飲めばよいですか?

外包を割って取り出し、小さく切るか、そのまま噛んで服用します。水または白湯と一緒に服用してください。噛むと蜂蜜の甘みのあとに、やや生臭さと辛みが広がります。飲み込みにくい場合は、包丁や手で小さく切ってから、少量の水とともに服用すると楽です。

食前と食後、どちらで服用すればよいですか?

食事との前後の指定はありません。1日2〜3回、決まった時間に服用するようにしてください。なお、消化しにくい食品は避けるよう案内されています。

他の漢方薬と併用してもよいですか?

附子を含む他の漢方薬(大活絡丸や天麻丸など)との併用は避けるよう案内されています。附子が重複すると、意図せず多く摂ることになる可能性があります。中国の薬剤師による一般向け解説でも、同じ理由から併用を避けるよう示されています。

免責事項・ご確認ください

本製品は日本国内の医薬品として承認されたものではありません。
本ページは中国で販売されている製品の情報を紹介するものであり、医師の診断・治療に代わるものではありません。
個人輸入として購入される製品で、使用にあたってはご自身の判断と責任でお願いいたします。
症状が続く場合や、服用中に気になる変化があった場合は、医療機関を受診してください。

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