右帰丸(うきがん)|北京同仁堂・10味生薬の大蜜丸9g×10丸
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商品詳細
腰や膝の冷え、気力の低下に――右帰丸の働き
「腰や膝が冷える」「手足が冷えて寒がりになった」「以前より気力が出ない」。こうした冷えと活力の低下が重なるときに用いられるのが、北京同仁堂の右帰丸(うきがん)です。
右帰丸は、体を温めて補う「温補腎陽」と、精を補って遺精を止める「填精止遺」を目的とした、10味の生薬からなる中国の漢方内服薬です。熟地黄・附子・肉桂・鹿角膠などを配合し、1丸9gの大蜜丸・10丸入り。小粒の丸剤やエキス顆粒とは、1回に使う量と飲み方が異なります。
「腎陽(じんよう)」は、体を温め、気力を支える働きを指す伝統医学の概念です。現代医学の腎臓の機能や検査値とは意味が異なります。
北京同仁堂 右帰丸の製品情報――9g×10丸の大蜜丸
| 製品名 | 右帰丸(うきがん) |
|---|---|
| ブランド | 北京同仁堂 |
| 製品区分 | 中国の漢方内服薬(中国での区分:処方薬) |
| 剤形・内容量 | 大蜜丸(だいみつがん)/1丸9g×10丸・1箱 |
| 包装 | プラスチック球殻に1丸ずつ包装(9g×10丸) |
| 1コース(1療程)の使用量目安 | 1コースの目安:2~4週間(14~28日)。成人に1回1丸・1日3回で使用する場合の換算です。決まった服用期間が定められているわけではなく、期間は症状や体質に応じて判断します。 14日間:1丸×3回×14日=42丸(378g)。4.2箱分、箱単位では5箱です。 28日間:1丸×3回×28日=84丸(756g)。8.4箱分、箱単位では9箱です。 |
| 性状 | 黒色の大蜜丸。甘味があり、わずかに苦味があります。 |
| 効能・主治 | 「温補腎陽、填精止遺」を目的とした処方です。伝統医学でいう「腎陽の不足」「命門火衰(命門の火の衰え)」に対し、体を温めて補い、精を補って遺精を止めます。対象となる症状は、腰・膝の冷えとだるさ、気力の低下、寒がり、勃起機能の低下・遺精、軟便、薄い色の尿を伴う頻尿です。 |
| 用法・用量 | 経口服用。1回1丸、1日3回。服用前に蝋皮(ろうひ)とプラスチック球殻を取り除きます。噛むか、分けて飲み込んで服用します。 |
| 製造元・製造販売承認保有者 | 北京同仁堂股份有限公司同仁堂製薬工場 |
| 製造所住所 | 北京市大興区中関村科技園区生物医薬産業基地天貴大街33号 |
| 製造国 | 中国 |
| 中国の承認番号 | 国薬準字 Z11021040 |
| 品質規格(準拠する薬典) | 《中華人民共和国薬典》2010年版一部 |
| 使用期限 | 製造日から60か月 |
右帰丸の働き――体を温めて補い、精を補う
右帰丸は、伝統医学でいう「腎陽」を温めて補い、精を補って遺精を止めることを目的とした処方です。効能・主治は「温補腎陽、填精止遺」です。冷えと活力の低下が重なるときに用いられます。
温補腎陽――体を温める方向の補い
腎陽は、体を温め、気力や活動を支える働きを指す伝統医学の概念です。これが不足すると、腰や膝の冷え、手足の冷え、寒がり、気力の低下、薄い色の尿を伴う頻尿、軟便などが現れると考えられてきました。右帰丸は、肉桂・附子で温める方向を補い、熟地黄・山薬・山茱萸・枸杞子・菟糸子・杜仲で精と陰を支えます。
填精止遺――精を補い、漏れを止める
精は、体の根源的な力を指す概念です。填精は精を補って満たすこと、止遺は遺精など精が漏れる症状を抑えることを表します。鹿角膠は動物由来の膠質で、精を補う生薬として用いられます。
処方の考え方
- 温める:肉桂・附子。
- 補う:熟地黄・山薬・山茱萸・枸杞子・菟糸子・杜仲・鹿角膠。
- 巡らせる:当帰。
温める薬と滋養する薬を組み合わせ、冷えと乏しさの両方に働きかけるのが、右帰丸の処方設計です。
右帰丸の10味の生薬――附子の加工と鹿角膠
生薬成分は次の10味です。附子・山茱萸・杜仲は、加工したものを用います。
- 熟地黄(じゅくじおう)
- 附子(ぶし/炮附片・ほうふへん):炮製した附子片
- 肉桂(にっけい)
- 山薬(さんやく)
- 山茱萸(さんしゅゆ/酒萸肉):酒で加工したもの
- 菟糸子(としし)
- 鹿角膠(ろっかくきょう):鹿の角から作られる膠質の生薬
- 枸杞子(くこし)
- 当帰(とうき)
- 杜仲(とちゅう/塩杜仲):塩で加工したもの
鹿角膠は動物由来の生薬です。
「大蜜丸」は、生薬の粉末を蜂蜜で練り合わせて丸めた剤形です。
右帰丸を選ぶとき――温める処方と八味地黄丸との違い
右帰丸は、体を温めて補う「温補腎陽」と、精を補う「填精止遺」を一つの処方にまとめた10味の漢方薬です。同じく腎陽を扱う八味地黄丸と比べると、処方の重心がはっきり違います。
- 温める力を厚く:肉桂・附子に加え、鹿角膠・菟糸子・杜仲・枸杞子・当帰を配合しています。八味地黄丸にある沢瀉・茯苓・牡丹皮は含みません。
- 精を補う方向:熟地黄・山薬・山茱萸を土台に、鹿角膠を加えた構成です。遺精や腰膝の冷えなど、精と陽の不足が重なる状態を想定しています。
- 剤形:1丸9gの大蜜丸です。噛むか分けて服用するため、小粒の丸剤や顆粒とは丸数・袋数を換算できません。
10味だから8味より優れている、丸が大きいから作用が強い——そう単純に比べられるものではありません。冷えと活力の低下のどちらに重みがあるか、続けやすい剤形かどうか。その2点で選ぶのが実際的です。
右帰丸の用法・用量――1回1丸、1日3回
- 服用量:経口で1回1丸、1日3回です。
- 服用前の準備:蝋皮(ろうひ)やプラスチックの球殻など、外側の包装を取り除いてください。包装は服用しません。
- 服用方法:噛んで服用するか、小さく分けて数回に分けて飲み込んでください。9gの大きな丸を、そのまま丸ごと飲み込まないでください。
- 分け方の考え方:「小さく分ける」とは、1回分の1丸を飲みやすくすることです。1日の服用回数や総量を増やす意味ではありません。
- 食事との関係・飲み物:食前・食後の指定や、飲み物の指定はありません。処方された量と回数を守ってください。
1コースの目安:2~4週間です。丸数と箱数の換算は、製品情報の「1コース(1療程)の使用量目安」に記載しています。
小児の用量は定められていません。
右帰丸の副作用――現時点では明確になっていないこと
副作用は、現時点では明確になっていません。
本品は附子(炮附片)を含みます。服用後に動悸、のぼせ、口唇・舌のしびれ、吐き気などが現れた場合は、服用を中止して医師に相談してください。呼吸が苦しい、意識が遠のくなど強い症状がある場合は、直ちに受診してください。
肉桂・附子を含むため、過量や長期の服用は避けてください。過量では、口腔潰瘍、歯肉の腫れや出血、口の渇き、めまい、呼吸困難などが現れることがあります。
附子を含む右帰丸を使用する前の確認事項
- 医師の指導下での使用:本品は中国で処方薬に分類され、医師の指導のもとで使用します。
- 禁忌・アレルギー:禁忌は現時点では明確になっていません。成分にアレルギーがある方は使用しないでください。
- 妊娠中・授乳中、小児:使用条件は定められていません。使用するかどうかは医師が判断します。
- 他の薬との併用:附子を含む他の漢方薬と成分が重複することがあります。服用中の薬は医師・薬剤師に伝えてください。
- 長期服用:医師の指示で長期服用する場合は、定期的な診察と体調の確認が必要です。
右帰丸の保管方法と使用期限――製造日から60か月
- 保管:密封して保管してください。外箱の表示に従ってください。
- 保管場所:直射日光、高温多湿を避け、子どもの手の届かない場所に保管してください。
- 使用期限:製造日から60か月です。外箱に表示された期限を過ぎたものは服用しないでください。
- 包装・外観の確認:個包装が破損しているものや、カビなど明らかな異常があるものは使用しないでください。
右帰丸の出典――『景岳全書』に記された処方
右帰丸は、明代の医家・張介賓(張景岳)が著した『景岳全書』に収められた処方です。「新方八陣」の補陣に置かれ、体を温める力の不足に着目した処方として伝えられてきました。
原典では、元陽が不足する状態について「益火之原、以培右腎之元陽」(火の源を益し、右腎の元陽を培う)ことが大切だと説かれています。方名の「右帰」も、この「右腎(命門)の陽を培う」という考え方に対応すると考えられます。同じ補陣には、陰を滋養する左帰丸も収載されており、温めて補う方向と滋養する方向の一対として説明されることがあります。
現在の右帰丸も、この10味の組み合わせを受け継いでいます。古典に記された分量や加減法は、現在の製品の用法・用量とは異なります。
右帰丸の製造元――北京同仁堂
同仁堂は、1669年(清の康熙8年)に北京で創業した漢方薬の老舗です。1723年からは清の宮廷に薬を納め、8代の皇帝に188年間にわたって供給してきました。350年以上の歴史を持つブランドとして、中国で広く知られています。
本品の製造元は北京同仁堂股份有限公司同仁堂製薬工場です。北京同仁堂股份有限公司は同仁堂グループの中核企業で、1997年に上海証券取引所へ上場しました。右帰丸は、北京市大興区にある製薬工場で作られています。
同仁堂には「炮製は繁雑といえども必ず人工を省かず、品味は貴きといえども必ず物力を減らさず」という古訓が伝わっています。手間のかかる加工でも工程を省かず、良い原料を惜しまないという意味です。附子の加工を含む工程管理の姿勢は、この言葉に表れています。
右帰丸についてよくあるご質問――飲み方・比較・選び方
「填精止遺(てんせいしい)」とは、どういう意味ですか?
「精」は、体の根源的な力を指す伝統医学の概念です。填精はその精を補って満たすこと、止遺は精が漏れる症状(遺精など)を抑えることを表します。本品の効能・主治は「温補腎陽、填精止遺」。現代医学の検査値や病名に対応する言葉ではありません。
右帰丸と八味地黄丸は同じものですか?
異なる処方です。本品は10味で、鹿角膠・菟糸子・枸杞子・当帰・杜仲を含みます。日本の八味地黄丸製品には、通常、地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・桂皮・附子の8味が配合されています。どちらが強いという比較はできず、用量を相互に換算することもできません。
同じ同仁堂の「左帰丸」と何が違いますか?
どちらも『景岳全書』新方八陣の補陣に由来する処方ですが、向きが異なります。本品は「温補腎陽、填精止遺」で、体を温めて補う方向の10味です。左帰丸は「滋腎補陰」で、熟地黄・菟糸子・牛膝・亀板膠・鹿角膠・山薬・山茱萸・枸杞子の8味(添加物は蜂蜜)です。剤形と用法も異なり、左帰丸は水蜜丸で1回9g・1日2回です。
左帰丸には、妊婦・小児に関する禁忌が定められています。名称は似ていますが別の処方で、本品の使用条件とは異なります。どちらが適するかは、処方する医師が判断します。
日本の八味地黄丸とは剤形が違いますか?
日本の八味地黄丸には、錠剤・顆粒・丸剤があります。クラシエ八味地黄丸Aは錠剤、ツムラ漢方八味地黄丸料エキス顆粒Aは顆粒、ウチダ和漢薬の原末・八味地黄丸Sは丸剤です。本品は1丸9gの大蜜丸で、噛むか分けて服用します。剤形が違えば1回量も服用方法も変わるため、丸数や袋数をそのまま換算することはできません。
価格や1箱の丸数だけで選んでもよいですか?
丸数だけでは比べられません。本品は1回1丸・1日3回なので、1箱10丸は10回分、およそ3.3日分です。1箱が1コース分という意味ではありません。価格を見るときは1日分あたりに換算すると比較しやすくなりますが、価格の違いがそのまま品質や効果の違いを意味するわけではありません。
大蜜丸を丸ごと飲み込んでもよいですか?
1丸9gの大きな丸剤なので、そのまま丸ごと飲み込まないでください。外側の包装を取り除き、噛んで服用するか、小さく分けて飲み込んでください。飲み込みにくさがある方は、無理に服用しないでください。
食後に水やお湯で服用する薬ですか?
経口で1回1丸、1日3回です。食前・食後や飲み物についての指定はありません。
附子はどのような状態で配合されていますか?
附子は、炮製した附子片(炮附片)を用いています。他の附子含有製剤と併用する場合は、成分の重複に注意してください。
男性専用ですか? 子どもや妊娠中の方も服用できますか?
男性専用という指定はありません。本品は腎陽の不足による腰や膝の冷え、気力の低下などにも用いられ、遺精だけを対象にした薬ではありません。小児・妊娠中・授乳中の方は、使用するかどうかを医師が判断します。
腎臓の検査値が気になるときに使えますか?
「腎陽」は伝統医学の概念で、腎臓の検査値や腎機能の異常を指すものではありません。腎臓病で治療中の方、検査値に異常がある方は、本品についても担当医にご相談ください。
1コースは何日で、何箱必要ですか?
1コースの目安は2~4週間です。成人に1回1丸・1日3回で使用する場合、14日間で42丸(4.2箱分、箱単位では5箱)、28日間で84丸(8.4箱分、箱単位では9箱)です。決まった服用期間が定められているわけではなく、期間は症状や体質に応じて判断します。
箱に残った丸剤を使い切るために、服用期間を延長する必要はありません。
副作用が「明確でない」なら、心配はありませんか?
いいえ。明確でないということは、副作用がないと確認されたという意味ではありません。本品は附子(炮附片)を含むため、服用後の体調の変化に注意してください。
右帰丸の製品情報と個人輸入について
本製品は日本国内の医薬品として承認されたものではありません。中国の承認番号(国薬準字)は、日本の医薬品承認を示すものではありません。本ページの情報は、医師の診断・治療に代わるものではありません。
個人輸入は本人の使用が前提であり、他人への販売・譲渡は認められていません。